■犬の行動にいて
犬のしつけに取り組む際には犬の行動パターンを知ることが大事です。
犬がある行動をしたことにより、犬にとって良い事や悪い事が起きたり、起きなかったり(増えたり減ったり)すると、結果としてその行動が増えたり減ったりします。これをオペラント条件づけといいます。トレーニングをする上ではとても大事な考え方です。
オペラント条件づけには下図の4つのパターン(正の強化、負の強化、正の罰、負の罰)があります。
この行動パターンを利用して良い行動の強化、問題行動の予防や改善につなげていきます。
注目している行動(増やしたい行動、減らしたい行動)を変化させるには行動の結果が犬にとって悪い事(損)なのか良い事(得)なのかをしっかり考える必要があります。
■トレーニング方法について
『ハローパピー』では 誉めるしつけ が基本です。
では誉めるしつけがなぜ良いのでしょう?
誉めるしつけ 【陽性トレーニング】 とはワンちゃんが飼い主さんがの望む行動をしたときにワンちゃんにとってうれしいことや楽しいことを提供する方法です。
誉めることにより望ましい行動を強化していきます。
『ハローパピー』が育てようとしているのは警察犬でもなく、災害救助犬や盲導犬のような介助犬でもありません。
また競技会に出て優秀な成績を目指しているわけでもありません。
ミスのない完璧なワンちゃんを求めているわけではありません。
家族の一員としての? 普通の《家庭犬》 を育てるお手伝いをしています。
普通の・・・・、そう!過剰に吠えたり、噛んだり、お散歩中にリードをぐいぐい引っ張ったりしない。
ちゃんとトイレで排泄をしてくれ、いつも飼い主さんを注目している、普通のワンちゃんです。
でもこの普通ということが案外難しいこともあります。
普通の《家庭犬》にするためには毎日の生活の中で飼い主さんとワンちゃんがしっかりルールを決めて関わっていくことが大事です。
もちろん飼い主さんは経験を積んで技術を身につけた訓練士ではありませんよね。
そこでワンちゃんの幼稚園『ハローパピー』がそのお手伝いをしているのです。
経験も技術がなくてもきちんとワンちゃんとコミュニケーションをとれる方法でしつけをしていく必要があります。
それが誉めるしつけ 【陽性強化トレーニング】 なのです。
飼い主さんが望む行動をしたときは誉めてあげます。
もし飼い主さんが望まない行動をしたら『それは違うんじゃない?』とワンちゃんに確認します
(決して叱るわけではありません)
そして何をすればいいのか教えてあげます。
【この方法だと】
ワンちゃん自身『何をすれば誉めてもらえるのかな?』と一生懸命考えるようになります。
考えて行動するのです。
【この方法だと】
飼い主さんと一緒にいるのが楽しくなります。
飼い主さんを注目するようになります
飼い主さんといれば何でもできそうな気になります!(自信がつきます)
【この方法だと】
飼い主さんが楽しくしつけができます。
飼い主さんとワンちゃんとの間の信頼関係が築けます。
『ハローパピー』が基礎を作り、更に誉めるトレーニングを日々飼い主さんに実行していただきます。
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